今月から、本格的な人生の休憩に入った。
就職活動はしているのが、のんびりした日々を過ごしている。
今日は久々に、会社のことをゆっくり語ってみる。
だいぶ前に、今まで勤めた会社のことを書いたけど、久々に読んだら「ほお、結構いい文章書いてるじゃねぇか」と思ってしまった。
自分のブログをたまに読み返すのもおもしろい。
辞めた会社は、人生で4社目の会社になる。
勤めてた期間は10ヵ月。
これまでで一番短い在籍期間となってしまった。
経歴としては傷になってしまいそうだが、なぜ辞めたのか?
いまやっている就職活動では、どこにいってもその理由を聞かれるわけだが、ちゃんと明確にある。
そのあたりから語っていこう。
SIerはやっぱりきつかった
4社目はSIerだった。
以前このブログでSIerのことを多く語ってきた。
とにかくやばい、と。
あっしは、以下のような変遷を辿ってきた。
2社目【SIer】→3社目【事業会社】→4社目【SIer】
SIerはいわば下請け、事業会社は下請けに発注する側。
この2つの業務形態は、働き方が全く違う。
SIerにはSIerの厳しさがあり、事業会社には事業会社の厳しさがある。
あっしはその両方を経験することができ、仕事というものわかった気になっていた。
SIerにまた入るからには、その厳しさは当然覚悟はしていた。
しかし、事業会社の感覚が真新しく身についているあっしにとって、4社目のSIerの仕事は想像以上にきつかった。
プロジェクトは常に、5~6個が並行して進行していた。
そのうち、あっしは2~3のPMを担当していた。
あっしはプロジェクトを並行で進めるというやり方はほぼ経験したことがなく、頭の切り替えに苦労した。
それらの納期が集中すると、頭の中が仕事のことでいっぱいになり、家に帰っても気が休まるときがなかった。
プロジェクトが1つ終わると、また1つプロジェクトがはじまる。
納期優先で、ただただこなしていく感覚だった。
そのサイクルに飲み込まれていくにつれ、あっしはだんだん余裕がなくなっていった。
SIerってこんなにきつかったっけ?
この仕事、ちょっと無理かもしれない。
そうふと思ったのが、入社して半年経過した頃。
一度思ってしまうと、徐々にモチベーションが低下していって、仕事のパフォーマンスに影響が出るようになってしまった。
小さくとも、自分が納得する仕事がしたい
3社目の事業会社の経験は、あっしの中で大きく刻まれている。
それは、成功体験としてだ。
事業会社の社内SEという立場だったが、まわりからの評判も良かったし、とても合っていたような気がする。
4社目で悩みだした頃、そんなことを思うようになった。
あっしはもう40を超えているし、いまさら「何事も勉強」とかいって石の上に三年いるつもりはない。
これからさらにスキルを身につけて、キャリアを磨いて、大きな仕事をやりたいなんて思っていない。
今の仕事が無理だと思ったら、我慢せずに自分に出来る仕事を他で探したほうがいいんじゃないか。
いまの自分ができることで社会に貢献できればそれでいい。
そんな自分の思いにふさわしい仕事はSIerではなく、やっぱり事業会社の社内SEみたいな仕事なのかなと。
もっと自分のペースで、あのときのような仕事をしてみたい。
そこまで自分の中で整理がついたところで、迷いなく退職の意向を会社に伝えた。
入社して7ヶ月目の頃だった。
会社は了承してくれたが、仕掛かりのプロジェクトが終わるまで、ということになり、そこから辞めるまで3ヵ月かかってしまった。
辞めると決めた会社に居続けるって、かなりきついんよね。きつかったわ、ほんと。
というわけで、いま就活中
実際就活してみると、希望の求人は少ないし、年齢的にはじかれたりもしてるけど、もう妥協はしたくないんよね。
時間が許す限り、自分の理想を追いかけるつもり。
転職活動については、いろいろ新しい発見があって、いい経験になっている。
エージェント使ったのは今回初めてだけど、各サービスごとに特色があっておもしろい。
そのへんは次回語ることにしよう。