プロジェクトは破綻する。

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「すごいプロセス: 継続して成果が上がるインバスケット思考法」を読んでみた





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ゴールデンウィークということで、久々にゆっくり本でも読もうかなと。

 

ただ最近本屋に行ってないので、どんな本が出ているか全然知らない。

とりあえず本屋に行って、気になる本を手に取って、おもしろそうな本を買って読んだ。

久々にレビュー。

 

読んだ本はこれ。

 

 

内容紹介

◎継続して「いい結果」を出せる人は、
仕事のプロセス(過程)を大切にしている!

日本人の一人当たりの「生産性」が、先進国の中でも低いことが問題になっています。
決してサボっているわけではなく、むしろ実直に仕事をしているつもりが、空回り……
そんな働き方を見直すヒントは、仕事のプロセス(過程)にあります。

本書で紹介するインバスケット思考法は、

ある仕事の結果を出すまでのプロセス(過程)に、生産性を上げるポイントがある

というものです。

働き方のプロセスにムダがあると、いつまでも成果は出ないまま。
仕事の効率化の名の下に、必要なプロセスまで省いてしまうのも問題です。

生産性を高め、継続して結果を出すために、適切な「プロセス」を身につけよう!

 

結果よりもプロセスが大事。

1回大きな結果を出したとしても、それはたまたまかもしれない。

本当の実力者とは、持続して結果を出し続ける人だと。

 

それを説明するために、わかりやすい事例がいくつか載っている。

ラーメン屋に入って8割の席が埋まっていたとしても、それは結果なので、それで流行っているお店かどうかを判断するのは早計である。

そのときたまたま8割埋まっていたのかもしれない、とか。

 

営業で今月売上トップになった人が、それが本当の実力かどうかは、来月以降それを継続できるかで判断するべき。

それを本人がたった1回の実績で自分の実力だと勘違いして天狗になったり、まわりが持ち上げたりすると、本人にとっても会社にとっても判断を誤ることになる、とかね。

 

本の方向性としては納得感がある。

で読んだ結果、思ったことを3つだけ。

 

プロセスが効く事例説明がいきなりの小説仕立てで意表を突かれた

2章まではビジネス本らしい調子で語られているが、3章からいきなりある会社の人事部の社員が主人公のストーリーが展開される。

その主人公が、その会社にいる成果の上がらない社員15人に対して、なぜ結果が出ないのか?どんなプロセスが抜けているのか?を15ケース解説する内容となっている。

 

この小説がおもしろくて、主人公に愛着すらわいた。

登場する15人のダメ社員のダメっぷりにはいちいちイライラしたし、すっかり小説に入り込んでしまった。

そしてこのストーリーが本の大部分を占めているので、あっという間に読めてしまった。

飽きさせない工夫をした結果なのか、わかりやすく、よくできているなと思った。

 

新しいアイデアには、必ず利益になる人と不利益になる人がいる

本の中で最も響いた教訓がこれ。

 

あっしは職業柄、ITを推進して作業を効率化したり、新たな価値を創出する仕事をしている。

それを良しと思ってやっているわけだが、それを推し進めると、ある人の仕事がなくなるということがたまにある。

 

それがわかっているときは配慮するが、不利益になることは全くないと判断した時は何もしてこなかった。

しかし、それを自分で勝手に判断するのはちょっと足りなかったかなと。

何事にもメリット、デメリットが伴うもので、その可能性は頭に置いておいた方がいいなと思った。

 

必要なプロセスを差し込めばいい、という解説しかしてない

プロセスが大事、ということはよくわかった。

しかし、そのプロセスがなぜ必要なのか?という理由には、説得力がない部分が多い。

 

先に述べた教訓など、いくつか参考にできるところはあった。

しかし、それは必ずしも適切なプロセスを挟むことで解決するものばかりではなく、すでにあるプロセスを改善することで解決するものもある。

 

プロセスの本だからプロセス推しなのかもしれないが、何もかもプロセスに寄せすぎてちょっとうんざりする。

15のケースで出てくる設問も、プロセスという単語が含まれている選択肢の中からとりあえず選んでおけば正解になってるし。

 

「プロセスを楽しんで」という記述もあり、なんか押しつけがすごいな、という印象もある。

プロセスを除いてしまえば、どこにでもあるビジネス書に収まってしまう内容。

 

まとめる

ブクログのレイティングでは、★3とした。

小説は楽しく読めたが、ビジネス書としては少々物足りなかった。

ただ結果を重視する人や会社というのは実際に多いので、これだけプロセスの重要性をアピールしていれば、気づくきっかけにはなる人はいるかもしれない。

 

ビジネス書としては、内容は普通レベル。

経験の少ない若い人向けにいいかも。

 

 

ゴールデンウィークはまだまだ続くし、もう1冊読もうかな。

 

 

▼今回レビューした本