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プロジェクトは破綻する。

仕事のこととか、salesforceのこととか、書評とか書いてます

【47日目】プロジェクトを破綻させないための方法を10個語る(2)






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会社を辞めて始めての平日。

ブログを書く時間もたっぷりあるので、昨日に続いて、プロジェクトを破綻させないための方法を語る。

 

昨日は「1.ゴールをとにかく小さくする」ということを語った。

 

今日は2つ目。

 

2.メンバの本当の気持ちをできる限り把握する

プロジェクトにはさまざまな役割を担ったメンバがいる。

彼らには割り当てられたタスクを指示どおりにこなしてもらう必要がある。

 

メンバのことで気をつけたいのが、彼らはプロジェクト管理者とは違う気持ちでこのプロジェクトに望んでいる可能性があるということだ。

プロジェクト管理者は、当然担当したプロジェクトを成功させることを使命としている。

一方、メンバは必ずしもそうではない。

もっと個人寄りな事情を優先している可能性もある。

 

例えば、プログラミングは好きだけど、テストが嫌いなので、プログラミングが終わってテストフェーズになったらつまんないとな、と思っているとか。

プライベートの時間をつぶしてまで働きたくないと思っているとか。

仕事なのでプロジェクト頑張るぞ!とは思っているが、自分の気持ちに反してまでプロジェクトに身をささげるつもりはない、という人はいる。

 

もし彼らがこう思っていたとしても、それはしょうがないことである。

彼らにプロジェクトのすべてに責任があるわけではないので、プロジェクトの行く末についてすべての意識が向くことはない。

一方で、プロジェクト管理者には全責任がある。

立場が違うので、思っていることも違っていて当然だ。

 

それなのに「みんなにおれと同じ気持ちのはず」と思い込んでる管理者は多い。

「このプロジェクトをやりきれば、すごい経験になるぞ」みたいな言葉でメンバを励ましてみるが、メンバの思いはそれぞれなので反応は薄い。

特にプロジェクトが忙しくなってきて、メンバに余裕がなくなってきたときにこれを言っても逆効果だ。

 

プロジェクト管理者として、メンバには最後まで役割を果たしてもらう必要がある。

メンバがきっちり役割を果たせるようにするのが、プロジェクト管理者の役割だ。

そのためには、正論ばかり振りかざしていてもしょうがない。

 

ではどうすればいいか。

あっしは先ほど述べたような、各メンバが持つ思いや気持ちを知る努力をすべきだと考えている。

それはメンバの日頃の会話や振る舞いから、それを察知するようにするのだ。

その気持ちを汲んだ上で、各メンバに対して接し方を変えるのだ。

 

察知という手段は、正直言って時間かかるし、必ずしもできるとは限らない。

ただ、これだけは言える。

プロジェクトに限らず、組織活動にもいえることだが、世の中には上司と部下の定期的な面談を実施しているところがある。

部下の思っていることを聞き出そうと、そういう場で上司が「何か言いたいことある?なんでもいいよ」など言ってたりする。

しかし、そんな場で本当のことを言うわけがないのだ。

上司と部下、マネージャとメンバは利害関係にある。

本音を言うと、関係が悪くなる可能性がある間柄なのだ。

利害関係の中で腹を割った会話はできない

これがあっしの持論だ。

 

だから直接聞くことはできないので、察知するしかなくなる。

察知の他にも、メンバのことを知っている人から聞く、という方法もある。

これなら、たくさんの人から話が聞けるので、何かしら情報が集めることができる。

ただ人の言うことも本当のことかわからないので、最後は自分で判断した方が良い。

 

メンバの気持ちがわかってくると、仕事に関しての接し方は変わってくるはずだ。

残業したくない人に残業をお願いするとき、ただ「よろしく」とはならない。

テストフェーズに入ったときにテストが嫌いな人に、ただ「よろしく」とはならない。

メンバのことがわかっていれば、もっと効果的な言い方で伝える余地も出てくる。

 

これは、メンバ全員の気持ちを汲んであげろ、ということではない。

「残業したくないんだよね?じゃあ帰っていいよ」ということではない。

そんなことをしていたら、プロジェクトがまわらない。

あっしが言いたいのは、みんなが気持ちよく仕事ができる可能性を広げる努力をしろ、ということだ。

 

メンバの本当の気持ちを知っていても、それを踏まえたアクションができるかはわからない。

ただメンバが追い込まれたような状況では、これが切り札になるかもしれない。

それを知っているのと知らないのとでは大きい。

 

プロジェクトの初期段階で、これを意識してやっておこう。

メンバが何を重要視しているのかを掴んでおき、気の効いた言葉をかけてあげられるようになれば、メンバの反応も変わるはずだ。

 

続きはまた次回。