プロジェクトは破綻する。

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【12日目】SIerについてちょっとだけ語ってみる





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あっしの前職はSIerだった。

いまは事業会社に所属しているが、今考えるとSIerはとんでもないところだったなと思う。

 

今日はそのSIerについて、ちょっとだけ語ってみる。

 

SIerという仕事は体によろしくない。

特にあっしは二次請け、三次請けの仕事がメインだったから余計きつかった。

 

見えない顧客、高圧的な元請け。

絶え間なく続く仕様変更や機能追加。

必ずと言っていいほどプロジェクトは炎上し、長時間労働、残業、徹夜の毎日。

同僚は体調を崩し、リーダークラスの人間が突然退職して現場から消える。

 

あんなことやこんなことがいろいろ起こるのがSIerの現場だ。

そこにいた頃はただ必死だったけど、いま振り返ってみると、よく体を壊さなかったなーと思う。

 

このようなSIerの惨状っぷりは、IT業界ではしばしばネタにされる。

SIer出身の人は、燃えたプロジェクトを一度は経験してると言っていい。

みずほ銀行システム刷新プロジェクトは、まさにいまがトレンド(炎上中)である。

itpro.nikkeibp.co.jp

 

SIerについては、はてなブログでもよく取り上げられているネタのようで。

記事があがってくるたびに、興味深く読ませてもらっている。

susunshun.hatenablog.com

 

crapp.hatenablog.com

 

そんな悪い話題ばかりのSIerだが、あっしにとっては良いところもあった。

それは「たくさん現場を経験できた」ということだ。

 

客先常駐メインの下請けSIerだったあっしは、大体数ヶ月ごとに現場が変わっていた。

常駐すると、その会社の就業ルールに従うのが一般的だ。

自分の会社より出社時間が遅くてよい現場のときはうれしかったもんだ。

 

開発手法も現場によってさまざまで、いろんなやり方を知ることが出来た。

ひとつの会社に所属していながら、転職を何度も疑似体験しているような感覚だったので、飽きっぽいあっしには実にマッチした仕事だったと思っている。

 

このときに数多くの案件をたくさんこなしたことで、案件のこなし方を身につけることができた。

あっしの仕事の型は、このときに形成されたので、きついこともあったけど、SIer時代はとても大きな意味を持っていると思っている。

 

反面、ひとつの場所に数ヶ月ずつしかいなかったために、何かを長くやり続けるということがなかったので、専門性という観点では乏しい部分はある

当時のあっしは技術もマネジメントも中途半端な状態だった。 

一般的にSIerは技術力がないと言われるが、それはそう思うし、身に染みて感じている。

 

まあSIerが担う役割を考えると、そうなっていくのはしょうがないのかなと思う。

あっしも数年間Excelしか触ってなかったときがある。

資料作ったり、会議したり、仕様やスケジュールの調整ばっかやってるので、技術に触れる機会がなくなって、だんだん疎くなっていってしまうんだよね。

 

でもITプロジェクトに関わっている以上、プログラマじゃなくてもある程度は技術のことを知っておかないとダメな気がしている。

プロジェクト内で技術的な問題が発生したときに、技術のことがわかってないと適切な判断ができないからだ。

仕事で直接触れる機会がないのであれば、自分で勉強するしかない。

 

以上のように、SIerはいろんな案件に関われるが、技術的なことは何もできない自分になっているリスクがある。

技術力のない技術者にならないために、仕事以外で技術に触れる機会を持つようにした方がよいと思う。